しゃっくりを治すストロー登場!

しゃっくりの治療

皆さん、こんにちわ。
今回は、今話題のストローについて紹介したいと思います。
しゃっくり界では、いま大変話題になっています。

それも何と、しゃっくりを止める! というストローです。
その名も、「HiccAwayTM」!!
元ニュースはこちらから
そして、HiccAwayのホームページはこちら。

とても気になったので、まずはその効果を証明したという論文を読んでみました。オープンアクセスなので、原文(英語)ではありますが、全文読むことができます。こちらから。
JAMA Netw Open. 2021;4(6):e2113933. doi:10.1001/jamanetworkopen.2021.13933

まず、掲載されている雑誌「JAMA Network open」についてですが、JAMA Network グループに属している雑誌で、インパクトファクターは5.032という学術誌です。研究施設はテキサス大学サンアントニオ校ヘルスサイエンスセンターです。
(一般的にインパクトファクターが高い雑誌は認知度・信頼度が高い。)

次に、論文を簡単にまとめてみました。~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

仮説:水を強く吸い込み、飲み込むツールFISST(Forced Inspiratory Suction and Swallow Tool)を使用することで、横隔神経、迷走神経を刺激し、しゃっくりを止めることができる。
(※しゃっくりの神経伝達について知りたいはこちらから
介入:FISSTとして開発されたストロー「HiccAway」
方法:被験者はしゃっくりが出たときに、民間療法またはHiccAwayを試し、アンケートに回答。
主要評価項目:民間療法と比較したHiccAwayの主観的な有効性
副次評価項目:被験者の満足度
評価方法:しゃっくりを止める方法として、以下の5段階評価(アンケート)
1.民間療法がとても好み
2.民間療法が好み
3.同等
4.HiccAwayが好み
5.HiccAwayがとても好み の5段階評価
※民間療法(息止め、コップの反対側から水を飲む、等)
結果・考察:対象被験者249名の92%がHiccAwayを使用してしゃっくりを止めることができた。しゃっくりと止める方法として5段階評価で高い点数(4.58)、満足度も高い値(4.57)を示した。よって、HiccAwayを用いたしゃっくり止めが民間療法と比較し有効性が高く、また副作用なく誰でも使えるツールである。
研究限界:コントロール群を設定した臨床試験ではないため、統計的に有効であると証明はできない。


引用:JAMA Netw Open. 2021;4(6):e2113933. doi:10.1001/jamanetworkopen.2021.13933

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いかがでしょうか?
一般の方のしゃっくりではありますが、90%以上の方がしゃっくりを止めることに成功しているようです。いろいろな原因でしゃっくりが止まらない方もおられますし、試してみる価値はありそうです。

HiccAwayはネット購入が可能なようです。
ということで、HiccAway(もどき)を購入してみました。
※正規品はAmazonGlobal Shippingの購入となり、やや高価なため類似品を購入


実際のHiccAway(もどき?)の使用感等については、次回掲載してみたいと思います。

たかがしゃっくり、されどしゃっくり・・・。
本日は、しゃっくりを治すストローについてのお話でした。

最後までお付き合いいただきありがとうございました。