しゃっくり百万べん

しゃっくり本

令和4年はしゃっくり本紹介から

令和4年がはじまりました。
昨年末からの忙しさが継続中という感じですが、元気にしゃっくり研究を続けていきたいと思います。

さて、本年初のしゃっくり記事では、久々にしゃっくり本の紹介をさせていただきます。

 

しゃっくり本はたくさん

今までの記事では、しゃっくり丸小説柿のヘタノンタン しゃっくりヒックヒックなどを載せてきました。しゃっくり本は漫画から児童書、そして小説まで幅広くあり、しゃっくりが我々にとって身近、かつ不可解な症状の代表選手であることがうかがえます。

 

今回ご紹介するのは、矢玉四郎著 「しゃっくり百万弁べん」 偕成社出版 です。

しゃっくり百万べん しゃっくりかきのへた

 

「しゃっくり百万べん」の著者は

本著は1988年に 創作こどもクラブ シリーズの一つとして出版されています。

著者の 矢玉四郎氏 の作品として「はれときどきぶた」、「ぼくときどきぶた」などは、ご存じの方も多いのではないでしょうか?やけくそで書いた日記の内容が現実になり、空からぶたが降ってくる(はれときどきぶた より)という、奇想天外な内容に、子供のころに楽しく、ちょっと怖い思いをしながら読んだものです。

その 矢玉四郎氏が描いた「しゃっくり百万べん」。魔訶不識な出来事がテンポよく描かれており、小学3年生の息子も一気読みするくらいです。

 

「しゃっくり百万べん」あらすじ

しゃっくりが止まらなくなった主人公の晴夫くん、しゃっくりが恥ずかしくて学校を休みます。お母さんから何も食べずに寝ているよう言われますが、お腹がすいて、とうとう自動販売機でカップ麺(?)を買います。お湯を注いだカップ麺から出てきたのが、お稲荷さん(きつねの神様?)!そしてそのお稲荷さんからしゃっくり百万べんでたら死ぬと宣言されてしまいます。そこから、晴夫はしゃっくりを止めるために、様々なことに巻き込まれていきます。しゃっくりは止まるのか?

どんな設定?と突っ込みたくなるのですが、これがまた親しみやすい絵と、息つく暇を与えないストーリ―展開で、本の世界に引き込まれていきます。また結末もきれいさっぱりのすっきり系で小気味よく感じました。

 

また、この本には、各所に人生をうまくやる豆知識(?)的な一言がちりばめられていて。とてもかわいい側面もあります。前述の小3息子は「これほんと?」、「それはないでしょ!?」、「いやいやいや!」とか言いながら、楽しんでいました。


(引用)おひなさまは一年中くらいところにいるので、箱からだすときちょっとまぶしそうな顔をします。おみのがしなく。

この本の入手ですが、現在は、新書で入手するのは難しそうです。図書館などで見かけたら、ぜひ手に取ってみてください。きっといろいろな側面から楽しめる本だと思います。

 

今回は「しゃっくり百万べん」というしゃっくり本の紹介でした。これからも、しゃっくりに関する面白い本を、随時お伝えしていこうと思います。

 

たかがしゃっくり、されどしゃっくり・・・。
しゃっくり本は世界で何冊くらいあるのでしょう?
どこかで発見したら、ご一報ください。

 

最後までお付き合いいただきありがとうございます。
本年も、しゃっくり話題で盛り上がっていきましょう。