今回はしゃっくりニュースから腸の病気としゃっくりの関係についてお伝えします。
あまり、大きな話題にならない しゃっくりですが、本日は一大ニュースとなっています。
職場の同僚から知らされ、私もびっくりしてNews記事を読みました。
詳細は以下、ご覧ください。
・Yahoo! News
https://news.yahoo.co.jp/articles/64eb208d64891d51455280b53442a1750b3a8f73
・CNN.co.jp
https://www.cnn.co.jp/world/35173925.html
・BBC News
https://www.bbc.com/news/world-latin-america-57839717
さて、腸疾患 と しゃっくりについてです。
実は、しゃっくりと関係があるのは腸だけではなく、多くの臓器と関連しています。
早食い・食べ過ぎのしゃっくり ー 胃
炭酸を飲んだ時のしゃっくり ― 食道
腸閉塞の時のしゃっくり ー 腸
そのメカニズムは解明されていませんが、迷走神経が関わっていると考えられています。
迷走神経は12対ある脳神経のうち10番目の神経で、多くの臓器の調節に関わっています。
迷走神経は生命維持に関わる神経ですが、過剰な反応が起きると異常反応が起きることがあります。
迷走神経反射は以下のように起こるとされています。
①迷走神経支配の臓器に刺激や障害
②迷走神経の求心性枝(末梢→中枢)がその信号を中枢へ伝達
③中枢に伝わった刺激は、脳を介さず遠心路(中枢→末梢)を通って様々な症状
この迷走神経反射は過度なストレスや、激しい疼痛、排泄でも引き起こされます。
しゃっくりも反射の一種で、横隔膜の息を吸う動作と、声門の閉鎖が同時に起こる異常症状です。(本来は息を吸うときは声門は開いています)
今回話題になっている腸閉塞としゃっくりは、腸管に起こっている刺激や障害によって引き起こされた迷走神経を介した反応である可能性があります。
もちろんその他の疾患の可能性も考慮する必要があります。
このようにしゃっくりは、病気を検知するセンサーとして起こることもあります。
その他には、脳や消化器の悪性腫瘍などでも発生することがあります。
長期間しゃっくりが止まらない場合は、早めに受診したいものですね。
しゃっくりのメカニズムの詳細は以下のページを参考していただけると嬉しいです。
たかがしゃっくり、されどしゃっくり・・・。
今回はニュースになったしゃっくりの話題でした。
ブラジルの大統領が回復され、しゃっくりから解放されることを祈っております。